フルカラーLEDで多彩な空間演出を
使用例
フルカラーLEDを使うことで、どういった演出ができるかを採用実績を元にご紹介させていただきます。
- 高山ランド会館
- 商業ビルのエレベーター2基に、フルカラーのLEDモジュールを720台設置。点灯制御プログラムも自社で制作しています。(設計・施工:株式会社熊谷組 首都圏支店)
2017年6月18日撮影
- いなみ矯正歯科
- 建物屋上に設置されたオブジェを112個のフルカラーLEDランプで装飾しています。
- 京都銀行伏見支店
- 縦2.4m・横4.5mのディスプレイ内に作られた街並みが、朝から夜へと移り変わっていきます。440個のフルカラーLEDランプを使用しています。
- 南都銀行宇治大久保支店
- ディスプレイには、約200個のフルカラーLEDランプを使用。縦1.2m・横6mの壁面看板には、約450個のフルカラーLEDランプを使用しています。
- 金武アクティブパーク
- 沖縄県国頭郡金武町にある公園内の噴水照明にフルカラーLEDランプをご使用いただいています。この公園では定期的にイベントが催され、地元の方に親しまれているようです。
「光の三原色」とは
私たちの目には、多彩な色が見えます。その中でも特に、赤(R)、緑(G)、青(B)を「光の三原色」と呼びます。この3つの色さえあれば、それぞれの明るさを変えて混ぜ合わせることで、無数の色を作り出すことができるからです。3つの色をすべて混ぜると白になります。 次に説明する「フルカラーLED」は、この性質を利用しています。
「フルカラーLED」とは
フルカラーLEDとは、光の三原色である赤、緑、青の各色をうまく組み合わせて無数の色の光を放つように作られたLED製品のことです。冒頭に挙げた建物や橋の装飾には、このフルカラーLEDが使われています。
左の写真は、フルカラーチップLEDと呼ばれるもので、パッケージ内に「赤」「緑」「青」に発光する素子が搭載されています。発光の強さを制御することにより、色鮮やかな光を生み出していきます。適切に混ぜ合わせることで、白色発光も実現します。
エーシックでは、このフルカラーチップLEDを使って、様々な応用製品を開発しています。たとえば、防水対応のフルカラーLEDランプに搭載することで、屋外設置のディスプレイや看板にも使えるようになります。
我が社では、フルカラーチップLEDといった基本的な部品から応用製品まで、自社開発しています。青色LEDの誕生以来、いちはやくフルカラーLED製品の開発に力を入れてきました。その間に蓄積した技術とノウハウで、色のバラツキが少なく、混色性にも優れた高品質な商品を作っています。
フルカラーチップLEDができるまで(概略)
フルカラーチップLEDは、広島県福山市にある100%子会社工場のエー・ピー・エフにて、生産しています。
製品ができるまでの流れは、おおむね次の通りです。
- 支持体の上に、LEDダイ(発光素子)を載せます(ダイボンディング)。
- 電気が流れるように、LEDダイと電極を、ワイヤでつなぎます(ワイヤーボンディング)。
- LEDダイとワイヤを保護するために、樹脂を注型します。
- 電気検査、光度検査、波長検査(一部製品のみ)を行います。外観上の損傷がないかもチェックします。
- 検査で異常のないものは、テーピングされ、梱包の上、出荷となります。
- ダイボンディング
- ワイヤーボンディング
- 樹脂注型
- 検査
- テーピング・梱包・出荷